高校時代に少林寺拳法を始め、その後高校の先輩からの誘いにより大学(同志社大学)でも部活で少林寺拳法を続けました。
大学卒業後は大学院に進学したこともあり、当時大学の監督であった林先生(前道院長)のおられる京都鴨川道院に籍を移し、京都鴨川道院林先生のもとので修練と、母校の少林寺拳法部をコーチとして指導することとなりました。
2008年に大学の監督を林先生から引継ぎ2019年度まで務めておりましたが、監督引退後、2021年度より京都鴨川道院を林先生から引き継ぐこととなり、道院長となりました。
小学生から大学生までの拳士については、文武両道を重視しています。
若い時には少林寺拳法の技術を通して体を鍛えてほしいのですが、併せて少林寺拳法の考え方を理解し、自身を持ち、自分の可能性を信じ、協調性も培ってほしいと考えます。また生徒学生の本分は学業であり、社会人として世間に良い影響を与えられるバランスの良い人に成長してほしいです。
また少年部から大人まで、正しい少林寺拳法の技術や金剛禅の考え方を伝えることを心がけています。
少林寺拳法の修練は、できなかったことができるようになる経験の連続です。これは高齢になって始められても同じです。
子供たちにとっては本人だけでなく保護者の皆様にも、その成長(変わること)を実感できる道院にしたいと思います。
また大人の皆さんにも、何歳になっても心身ともに自分の成長が実感できる道院にしたいと思います。
あわせて、年齢や境遇の異なる人の集まりであり、世代を超えたコミュニケーションを通して他者を理解する機会も増やしていきたいと考えます。
京都鴨川道院は在籍人数が社会人16名でそのほか小学生も在籍しています。仕事や私用によりお休みをされる方もあるので、毎回10名程度での修練をおこなっています。
京都鴨川道院で修行をしてその後に自身の道院や支部を持たれた方も複数おられます。
在籍されている方だけでなく、転勤や体調により道場を離れた方ともつながりが続いているのが京都鴨川道院の特徴です。
幼い頃に武道を習いたかったことを思い出し、約二年前に入門を決意しました。
当初はただ、強くなれたら格好いいのではないかという考えで、道場へ通っていましたが、様々な教えや技を学ぶにつれ、身体とともに、心を鍛えるということの大切さに気がつかされました。
少林寺拳法をはじめたことによって、自分のなかに心身に通ずる一つの軸が生まれたように感じます。