何をやっても長続きしない私でしたが、心身ともに鍛えなおそうと23才の時、縁あって京都別院に入門しました。
水が合ったのか知らず知らずの内に60年近くの長きに渡って修行ができています。
梅津道院で育った多くの仲間が道院を開設し、新たな道を進んでくれています。
改めて少林寺拳法は素晴らしいです。
得手不得手から自分にできないと決めつけないように、先ずは形が悪かろうと行ってもらい、徐々にでも自信をつけてもらい、目標を持って稽古に励んでもらいたいと思っています。
自分だけでなく、道院で一緒に稽古している拳士達皆で上達し、喜びを分かち合い、技の上達だけでなく精神面での教えも日常生活にも活かしてもらい、自分のことはもちろん、人のことも助けてあげられる本当に強い人間になってもらえるようにも指導を行っています。
少林寺拳法(金剛禅)の目指すところは一貫して”半ばは他人の幸せを考えることのできる人間”の育成を行い、「自己確立・自他共楽」の真に平和で豊かな社会をつくることを目的としています。
「人づくりによる国づくり」そのためには、まず少林寺拳法に触れてもらうことが一番大切です。
ただ一人でジッとして窓を開け遠くから見ているだけの人たちに、そこから一歩踏み出させる魅力ある道院を…そして絆を大事に笑顔が絶えない人生の宝になる道院を目指しています。
梅津道院では老若男女様々な拳士が在籍しており、小学生の少年部では学区の違う子どもたちも通うので、普段の学校生活では知り合わない子とも仲良く稽古することができます。
中学生以上は一般の部となり、学業・仕事で来られない日が出てくる拳士もいる為、自分のペースで自ら目標を立て修練に励んでいます。
指導者は拳士個人の能力や体力に応じた稽古を心掛けていますので、無理なく修練できると思います。
A拳士(37歳)
小学1年で入門し少林寺拳法部がある高校に進み、社会人で梅津道院に戻ってきました。仕事の都合上道場を休む日もありまが、稽古に行くと先生方から笑顔で迎えてもらえます。稽古も楽しく雰囲気も良く入門して良かったと思います。
S拳士(30歳) 親の転勤で京都に引っ越すことになり、当時の道院長から梅津道院を勧められました。丁寧に指導いただき、拳士同士の交流も活発で幅広い年代の方々と親睦を図ることができています。